• A分野

A02
森林機能の最大化のためのゲノム形質生態の革新的な統合アプローチ

研究概要

気候変動が進む中において、国土の2/3を占める森林の機能を最大化するために、ゲノム・形質・生態を有機的に連結した革新的統合アプローチを提案・実行する。

カーボンニュートラルのためには、現存の森林において、日射あたりの生産量を上げる必要があるが、葉レベルの光合成が高いにも関わらず、森林レベルの生産が低い森林があるなど、従来から注目されている葉レベルの評価だけでは不十分である。森林生産の最適化の鍵は、樹冠構造にあると考えられ、LiDARやドローンなどの技術革新を効果的活用し、生産を増強する樹冠構造を明らかにする。また、日本広域での樹木の気温に対する適応様式を明らかにするため、10年の歳月をかけて蓄積した国内主要樹種300種3,000個体の網羅的な形質データをもとに、主要樹種の全ゲノム解読を実施し、大規模かつ広域的な形質・ゲノムデータベースを構築する。これにより、気温適応の鍵となるゲノム形質を解明し、温暖化が進んだ環境で生産が高い森林の設計の指針を提案する。

領域内の役割は植物関連プロセスのモデル化・マッピング、植物形質・機能解析の支援および形質データベースの構築・提供。

LiDAR樹冠調査

研究メンバー一覧

    • 研究代表者
    小野田 雄介
    ONODA Yusuke
    京都大学/准教授(光合成機能・生産生態学)

    • 研究分担者
    北島 薫
    KITAJIMA Kaoru
    京都大学/教授(気候変動・生物多様性)
    • 研究分担者
    井鷺 裕司
    ISAGI Yuji
    京都大学/教授(ゲノム・適応解析)
    • 研究協力者
    北山 兼弘
    KITAYAMA Kanehiro
    京都大学/教授(生態系生態学)
    • 研究協力者
    阪口 翔太
    SAKAGUCHI Shota
    京都大学/助教(植物系統地理・環境適応)
    • 研究協力者
    黒川 紘子
    KUROKAWA Hiroko
    森林総合研究所/主任研究員(植物-動物相互作用・森林生態学)
    • 研究協力者
    饗庭 正寛
    AIBA Masahiro
    総合地球環境学研究所/特任助教(森林生態学)
    • 研究協力者
    青柳 亮太
    AOYAGI Ryota
    京都大学/特定助教(熱帯林生態学)
関連研究レポート

「研究レポート」一覧を表示