【研究紹介】革新的手法を用いたブルーカーボン生態系によるCO<sub>2</sub>吸収観測
- B分野
- B03班
2022年09月28日
桑江 朝比呂 国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所・港湾空港技術研究所/領域長(ブルーカーボン)
生物圏の機能を活用するための生物圏モデル構築に貢献するデータや知見を提供するため,本研究では,新たに開発する「ブルーカーボンドローン」に搭載のCO2濃度計,風速計,慣性計測システム(IMU),QZSS(みちびき)対応測位システムから構成される「タワーレス渦相関システム」によって大気-生態系間CO2フラックスを実測し,かつ同ドローン搭載のグリーンレーザースキャナと音響スキャナを用いて海中植生バイオマスを3次元マッピングにより,炭素プール量を決定づける植生バイオマスを同時・広域(>1ha)・非破壊的に観測可能にすることを目的とする.
写真:グリーンレーザースキャナ搭載のハイブリッドドローン
大型海藻が生育している港湾構造物(消波ブロック)の空中ドローン画像と、レーザースキャンによる3次元点群データ
キーワード: ドローン、渦相関法、グリーンレーザー、浅海域生態系