ニュース

2023年10月06日

ドローンLiDARを用いた森林構造計測の調査の紹介(A02班)

研究代表者: 小野田 雄介 京都大学/教授(森林生態学)

 A02班は昨年から全国のモニ1000森林サイトを訪れ、ドローンLiDARを用いた森林構造の評価を行っています。調査は各サイト4人で約3日のスケジュールで実施しています。まずサイトに到着すると、ドローンを飛行させ空撮画像および点群情報を取得します。取得したデータを現場で速やかに解析し、2時間程で樹冠オルソ画像と樹冠高モデルを作成します。これらのデータをタブレット端末に移し、現場でGPS情報や隣の樹木との位置関係から、各個体の樹冠の輪郭をトレースし、個体IDを紐づけることで、毎木調査に対応した樹冠地図を作製します。得られたデータは、サイト管理者にも提供しています。2022-23年に合計24サイトほどで調査を行う予定です。

 

キーワード: ドローン, 樹高, 点群データ, デジタルツイン, 環境省モニタリングサイト1000